絨毛膜下血腫で仕事を休んだ看護師の体験談3

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絨毛膜下血腫が分かるまでの経緯【体験談1】や安静期間の過ごし方【体験談2】は別記事で詳しく書いてますのでご覧ください。
今回は休職からの復帰についての体験談です。

休職=赤ちゃんと自分を守るための決断

私は看護師として病棟勤務をしていますが、妊娠初期に絨毛膜下血腫と診断され、
しばらくの間休職することになりました。
同じように絨毛膜下血腫と診断され、不安な気持ちで検索している方も多いのではないかと思います。
私自身も診断を受けた当初は、
「仕事は続けられるのか」「安静はどの程度必要なのか」「いつ復帰できるのか」
といったことを何度も調べていました。
看護師が一人休むだけでどれだけしわ寄せがいくかということも考えると、
休職することは勇気がいる決断でした。
この経験が、少しでも同じような不安を抱えている方の参考になればと思います。

休職が決まるまで

妊娠初期に出血があり受診したところ、絨毛膜下血腫と診断されました。
医師からは入院か自宅での安静が必要と言われ、仕事はしばらく休んだ方がよいとの指示がありました。
医師からは、上の子ども達の精神面も考慮すると、
夫や子どもの理解・協力を得られるなら自宅での安静を勧めると話されました。

看護師の仕事は立ち仕事がメインで、移乗介助や体位変換など体に負担のかかる動作も多いため、
動きすぎると子宮収縮が促進されて出血が増えて流産する可能性があると言われました。

これまで体調を理由に長期間仕事を休んだことがなかったため迷いもありましたが、
赤ちゃんと自分の体を守ることを優先し休職することを決めました。

私の職場は、有休の中に病気休暇があったため医師に診断書を書いてもらいました。
診断書には、【医師が通常の生活が可能と診断するまで休養を要する】と書いてもらいました。

2か月の休職を経て復帰するための準備

休職中は基本的に自宅で横になって安静に過ごしました。
出血が続いている間は特に不安が強く、「このまま大丈夫だろうか」と心配になる日もありました。
ある程度の知識がある分、さまざまな可能性を考えてしまい、余計に不安になることもありました。
それでも、安静にしていると徐々に出血量は減っていき、診察でも血腫が小さくなってきていると言われるようになりました。

休職から1か月後、職場復帰について主治医と相談を始めました。
完全に血腫が消失していない段階だったため、勤務内容の調整が必要という話になりました。
事前に師長とも相談していて、夜勤は何かあった時に困るからやめておこう、
日勤もリーダーメインにした方がいいねと提案してもらえました。

そのことを医師に伝え、母子健康管理指導事項連絡カードに、夜勤免除について記載をお願いしました。
夜勤はスタッフ人数が少なく、急な休みになった時にスタッフも困るし勤務調整をする師長も困る、
自身の体への負担も大きいため、復帰後の一番の不安でした。
このカードを提出したことで、勤務条件について配慮してもらうことができました。

ついに復帰

復帰後は、師長の配慮とスタッフの理解と協力が得られ、
日勤のみで、主にリーダー業務や師長代行業務を中心に勤務することになりました。
看護師として直接的な患者ケアの機械が減ることに最初は戸惑いもありましたが、
リーダーとして病棟全体の状況を把握し、スタッフの業務調整をする役割に専念しました。

日勤のみになったことで、連日全患者の状態をみることができるようになり、
「昨日こういう話になってたよ」「先週ここまで退院調整進んでるっていってたけどどう?」
など、切れ目のないケアが提供できるようにスタッフに働きかけることができました。
毎日全患者の挨拶に伺い、顔を覚えてもらって
「昨日〇〇がありましたけど、今日はどうですか?」と
『自分のことを知ってもらえてる』と感じてもらうことができたと思います。
リーダーとして、どういう働きが求められているかということを考えて実践する機会になりました。
今回の絨毛膜下血腫をきっかけに、
直接ケアをすることも大事だけど、全体を俯瞰してコントロールする働きをする看護師も必要なんだと気付く機会ができました。

師長代行の日には、ベッドコントロールや病棟全体の状況把握、他部門との調整など、
普段とは違った視点で業務に関わる機会になりました。
身体的な負担は抑えられましたが、師長代行業務は精神的な負担が大きかったです。
いやー、師長さんすごい。管理職の責任の重さとプレッシャー、ストレスを知る機会にもなりました。
なかなかできることではないので、はからずも貴重な働き方ができて看護師として成長できました。
このような感じで働けたことで、復帰後も大きな出血の再発はなく、
比較的安心して勤務を続けることができました。

復帰後、スタッフが自然に気遣ってくれたことがとてもありがたかったです。
「無理しないでね」と声をかけてもらったり、「それやりますよ」よ重い物品を運ぶのを代わってくれたりと、
多くの支え・助けを感じながら働くことができました。
休職していたことへの申し訳なさもありましたが、
温かく迎えてもらえたことで安心して仕事に戻ることができました。

勇気を出して休職をしてよかった

今回の経験を通して感じたのは、絨毛膜下血腫と診断された場合は
赤ちゃんだけでなく、職場のためにも無理をしないことが何より大切だということです。

特に看護師の仕事は体力を使う場面が多いため、症状があるうちはしっかり休むことが必要だと感じました。また、復帰する際には母子健康管理指導事項連絡カードのような制度を活用することで、
勤務内容を調整してもらいやすくなると思います。

絨毛膜下血腫と診断されると、不安な気持ちで過ごす日が続くと思います。
私も出血があるたびに心配になり、同じような体験談を何度も検索しました。
結果的には休職と勤務調整を経て職場復帰することができ、産休まで働き続けることができました。

同じように絨毛膜下血腫で悩んでいる方がいれば、無理をせず上司や主治医に相談してほしいと思います。
出産・育児にはお金がかかるし、休んで職場に迷惑をかけたくないという気持ちもあると思いますが
無理をせずに休養をとり、勤務内容を調整してもらうことで、
赤ちゃんの健康と職場との信頼関係を守りながら働き続けることも可能だと実感しています。

何よりも必要なのは、家族の理解と協力です!
一人で抱え込まず、夫や家族と協力して乗り越えていきましょう。
少しでも安心材料の一つにれば嬉しいです。

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