授乳のたびに激痛…乳頭亀裂に悩んだ看護師ママのリアル体験と対策

母乳トラブル
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授乳は、赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間といわれています。
私自身、そう思っていたはずなのに、現実は「痛い」「怖い」「つらい」の連続でした。
今回は、私自身が経験した乳頭亀裂について、経過と対策をまとめました。


■はじまりは1人目の授乳から

すべての始まりは、1人目の出産後の授乳でした。

当時は、私も赤ちゃんも授乳に不慣れな状態。
いわゆる「ポジショニング」がうまくいかず、赤ちゃんがしっかりと乳輪まで含めないまま浅く吸い付いてしまっていました。
浅く吸い付いている時は、おちょぼ口のような見た目になるので分かりやすいですが、赤ちゃんもおっぱいを飲むことに慣れていないので楽な飲み方をしようとするので、なかなか直せずに苦労しました。

この浅い吸着は、乳頭に強い摩擦と圧をかかるため、産後2日目には乳首の上側が切れてしまいました。

一度傷ができると、皮膚のバリア機能が低下し、その後もダメージを受けやすくなります。
実際に私は、授乳期間が終わって十数年経った今でも

  • 強めの水圧のシャワーが当たる
  • 体をタオルで拭く
  • 少しフィットしたインナーを頭からかぶって着る

こうした日常のちょっとした刺激で、同じ場所が繰り返し切れる状態になってしまいました

そしてこの状態は、3人目を出産した現在まで続いています( ;∀;)

今回こそは…と慎重に授乳に臨んだものの、やはり入院中、授乳2日目には再び亀裂ができてしまいました。第一子の時と同じ流れです・・・。


■授乳がつらくて仕方なかった時期

第一子のときは、産後2か月ほど授乳がうまくいきませんでした。

赤ちゃんは泣き続け、自分は余裕がなくなり、イライラしてしまう。
「口におっぱい当たってるのになんで吸い付かないの!泣いてないで吸ってよ!泣くから吸えないんだよ!」
ともどかしさと痛さで余計にイライラが募り、赤ちゃんにあたってしまうこともありました・・・。
そして「授乳=しんどい時間」という認識に変わっていきました。
次の授乳時間がくるのが嫌、めんどくさい、とまで感じるようになってしまっていました。

無理に授乳を続けた結果、両方の乳首の付け根が切れる状態に。

吸われるたびに
「っっつ〜〜!!」
と声にならない痛みをこらえながらの授乳。
三時間ごとに、しかも両方・・・苦痛すぎる。

痛み刺激は交感神経を優位にし、オキシトシン分泌(射乳反射=母乳の出具合)にも影響します
母乳量が減るとまた別の悩みがでて、さらに授乳がうまくいかないという悪循環に陥っていました。


■助産師のアドバイスも…正直つらかった

「いつもと違う抱き方にすると、同じ場所に負担がかからないよ」

そう助産師さんに教えてもらい、

  • 縦抱き
  • ラグビーボール抱き

なども試しました。

理屈としては正しく、圧のかかる部位を分散する方法です。

ただ実際には、慣れない体勢でうまく吸わせられず、結果として新たな場所に亀裂ができてしまうこともありました。
両乳首とも亀裂が2か所ずつに増えてしまい、「もう痛すぎて吸わせられない。」と思うほどでした。

痛みがある状態で新しい方法にチャレンジするのは、想像以上に難しかったです。


■私が実践した対策

①ラノリンで保湿ケア(軽度のうちに)

亀裂が浅く、まだ耐えられる痛みの段階で重要なのが「保湿」です。

乳頭は皮膚が薄く、乾燥するとさらに損傷しやすくなります。そこで使用したのが、羊毛由来の保湿剤であるラノリンです。

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授乳後ごとに塗布することで、皮膚の乾燥を防ぎ、結果的に皮膚の再生を助ける環境を整えます。

※ラノリンはあくまで保湿剤であり、「傷を治す薬」ではありません。ただし、湿潤環境を保つことで創傷治癒をサポートします。


②搾乳に切り替えて乳頭を休ませる

痛みが強くなってきた場合や、これ以上悪化させたくないときは、無理に直接授乳を続けないことが大切です。

私は搾乳に切り替え、哺乳瓶で授乳している期間がありました。

使用していたのは
ピジョンの手動搾乳器

手動タイプは、自分で圧の強さを調整できるため、痛みのある時期でも使いやすいと感じました。

長いときは1週間ほど、直接授乳を避けて過ごしました。その間もラノリンでの保湿は継続。

乳頭への刺激を減らすことで、回復を優先する期間を作ることができました。

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③最も効果を感じた「ニップルシールド」

第三子で、初めて使ったのがニップルシールドです。

これはシリコン製のカバーで、乳頭を保護しながら授乳できるアイテム。

正直、最初に使ったときの感想は
「全然痛くない…!」
と、めちゃくちゃ驚きました。

赤ちゃんも特に嫌がる様子はなく、普通に吸ってくれました。
吸うのに合わせておっぱいも動いていたし、吸い出される感覚(乳首の中を母乳が通っていくようなつーんとした感覚)もあったので、きちんと飲めていたと思います。


使ってみて感じたこと

心配していたのはこの2点です。

  • 赤ちゃんが直接吸わないので乳首が伸びず、吸いやすい形にならないのでは
  • 母乳量が増えにくいのでは

しかし、産後3か月使用した結果

  • 乳首は柔らかくなり、少しずつ伸びてきた
  • 母乳量も増加(混合で1回約50ml程度)

という変化があり、ほっとしました。


使い続けて感じたメリット

  • 痛みがなくなり、授乳への恐怖が消えた
  • 授乳が億劫にならず、精神的に安定した
  • 赤ちゃんも満足そうに飲めていた

痛みを我慢して続けるよりも、こうした補助具を使うことで「授乳が継続できること」の方が大切だと実感しました。私としては、ニップルシールドおすすめです。
助産師にも相談しました。その方も、必要な時にはニップルシールドを使ってほしい、使いすぎて悪いということはない、いつか卒業できる時期がくるので心配せずに、傷を治しながら授乳を続けるようにしていきましょうとのことでした。


使用上のポイント

  • 使用後は洗浄+消毒(ミルトンなど)
  • 外出時はケース付きが便利
  • 清浄綿での拭き上げる簡易ケアも活用(夜間授乳や外出時など)
  • ラノリンを塗ったまま装着OK(洗浄時は洗剤でしっかり落とす)

夜間授乳では、消毒液を入れたタッパーに入れてすぐ使えるようにしていました。


注意点

シリコン製で通気性がないため、人によっては皮膚トラブルが起きる可能性があります。

そのため

  • 授乳後は乳頭を清浄綿などで拭いて清潔にする
  • 保湿ケアを続ける

といったスキンケアも重要です。
肌トラブルを起こさず、使い続けられるようにしましょう。

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④無理に抱き方を変えない選択

第一子・第二子では、抱き方を変えて乳首の負担分散を試みました。

ただ、痛みがある状態では新しい方法がうまくいかず、かえって悪化することもありました。

第三子では

  • 抱き方は変えない
  • ラノリンで保湿する
  • ニップルシールドで守る

という方法を選択。

結果的に、これが一番ストレスなく、傷もひどくならず授乳を続けられました。


■まとめ

乳頭亀裂は、授乳という本来幸せな時間を、一気につらいものに変えてしまいます。

痛みを我慢し続けると

  • 授乳への拒否感
  • 母乳分泌の低下
  • 傷の悪化や感染
  • 乳腺炎のリスク上昇

といった問題にもつながります。

だからこそ

  • 保湿で守る
  • 無理せず乳頭を休ませる
  • 補助アイテムを使う

という選択は、とても大切です。

「痛くない授乳」を実現することで、気持ちにも余裕が生まれます。

同じように悩んでいる方の参考になって、幸せな授乳の時間を送れるようになると嬉しいです。
かけがけのないこの時間を穏やかに過ごせますように。

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